OFFICE BUILDING
Glass Object
ガラスと香の森
1997
= DATA=
名称 日本鋼管プラント建設株式会社 本社ロビー
所在地 神奈川県鶴見区弁天町
事業主 日本鋼管プラント建設 株式会社
設計 株式会社 旺建設計一級建築士事務所
施工 日本鋼管プラント建設 株式会社
企画 有限会社 空-禅-想
原案 株式会社 旺建設計一級建築士事務所
グラスアート ディレクション 石塚 誠
制作 STUDIO 包
制作協力 有限会社-ボリインターフェイス、祥鍛房、サンドボックス青木
= 制作仕様データー=
全体サイズ(設置方法による)
約 2500mm角 全高 Max2700mm 4分割可動式
台座高 320mm位 金属造形物高Max 1500mm
ガラス FL-12 フロートガラス 12mm厚 面とり磨き、タペストリー加工他
Maxサイズ H=2400mm / W=700
FL-8 フロートガラス 8mm厚 UV硬化積層接着
ハイクリアネスロッド B-270 /50mm 丸棒
(ドイツ製)
ダイクロイックコーティングガラス 3mm厚
(アメリカ製)
= 制作ノート =
このオブジェは心地よい香りに包まれた森をイメージに
この森を取り巻く不思議な光りをガラスと金属で表現したもので、
オブジェ中央には香の発生装置を設置して森林の香を定期的に出しています。
また全てのパートはスペース利用を考慮し、
重量物用キャスターを付け稼働式に作られています。
とかくシステマチックに作られがちなオフィス空間のなかにおいて、
3m近くまで立ち上がった厚板ガラスは人々に森の荘厳さを連想させると同時に、
この光りと香りはひとつとなってこの広い空間に満たされ
ここを訪れる人々をやさしく包みこみ、ひと時の安らぎを与えてくれることでしょう。
そして私たちはまた森のもつ偉大さを知るのです。
石塚 誠
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